歯周病治療
PERIO
歯周病治療
PERIO
point01
歯周病が進行すると、歯ぐきの奥深くまで歯石や感染が広がり、通常のクリーニングだけでは十分に改善が得られないことがあります。こうした重度の歯周病に対しては、外科的な処置を行うことで、歯を残せる可能性を広げることができます。
歯茎を切開し、目に見える状態にして歯茎の深くに隠れていた歯石を除去する「フラップ手術」では、歯茎を切除して歯周ポケットを浅くしたり、歯を支える骨がデコボコしている場合には骨の段差を整えて清掃性の改善を目指します。さらに、失われた歯周組織の回復をめざす歯周再生療法にも対応しています。
歯周病によって溶けた骨を
再生させる「歯周再生療法」
歯周再生療法は、専用の薬剤を用いて歯周病により溶けてしまった骨を再生させる方法です。歯茎を切開・剥離し、汚れを除去した後に薬剤を塗布していきます。条件によっては治療できないケースもあります。
術前
局所麻酔
歯肉の切開
歯肉の
剥離・清掃
歯周組織を
再生させる
薬剤を塗布
縫合
歯周組織の再生に用いる薬剤
リグロス
リグロスは、医科分野で皮膚の再生にも使われる薬剤で、失われた歯周組織の再生をめざす治療に用いられます。2016年から保険適用となり、歯周基本治療を終えたうえで、骨の欠損が限られた範囲の場合に使用できます。細胞増殖作用があるため、悪性腫瘍がある方や既往歴がある方には使用できません。
エムドゲイン
エムドゲインは、歯が生えてくる時期に重要な働きをするタンパク質を主成分とした薬剤です。患部へ塗布することで、歯の成長期に近い環境をつくり、失われた歯周組織の再生をめざします。使用条件は、歯周基本治療を終え、骨の欠損が限られた範囲である場合に限られます。厚生労働省の認可を受けた多くの実績がある治療法ですが、自由診療となります。
菌の数が数値で分かる
オルコア
point02
歯周病は、見た目だけでは判断できない “原因の違い” が人によって大きく異なります。当院では、レントゲン・口腔内写真・歯周ポケット検査に加え、細菌検査システム「ORCORE(オルコア)」を導入し、歯周病を引き起こす細菌の種類や量を詳しく調べています。歯周病の原因を正確に把握することで、薬の使用を含めた治療法を選択しやすくなり、患者様ごとに最適な歯周病治療をご提案することができます。 「今の状態をしっかり知りたい」「繰り返す歯周病を根本から見直したい」という方に役立つ検査です。
菌の数が数値で分かる
オルコア
オルコアで検査するメリット
最も危険な歯周病菌を
調べられる
歯周病菌の中でも特に強い病原性を持ち、認知症の原因の一つとも言われている「ポルフィロモナス・ジンジバリス(通称P.g.菌)」の有無を測定することが可能です。
将来のリスクに応じた
予防が可能
歯周病の細菌検査を行うことで、今後起こりうる病気の発症や悪化を予測することが可能です。
より効果の高い治療法を
選択できる
歯周病の「進行スピード」や「治りにくさ」をあらかじめ見極められることで、病状のタイプに合わせた治療を選択することができます。
point03
江戸川区一之江の歯医者 ステラデンタルクリニックでは、患者様のご要望に寄り添えるように、薬剤、検査内容、治療方法など、幅広い歯周病治療の選択肢をご用意しています。
歯科医師が一方的に治療方法を決めるのではなく、多くの選択肢の中から患者様ご自身が一番納得できる治療方法を選択して、治療に臨んでいただきたいと考えています。
健康な歯肉
歯肉が健康な時は、歯周組織により歯はしっかり保たれています。
歯周炎
歯の周りにプラークがつくことで歯肉に炎症がおこり、腫れるようになります。
軽度歯周炎
歯を支えている骨が溶け始めます。歯を磨くと出血が見られます。
中等度歯周炎
歯を支えている骨がさらに溶け、歯が動くようになります。膿が出て口臭も気になります。
重度歯周炎
歯を支えている骨が2/3以上溶けて、歯がグラグラになり、抜けてしまいます。
プラークコントロール
歯周病の原因である歯垢(プラーク)の増殖を抑えることに重点をおいた予防治療です。正しい歯磨きの仕方、歯間ブラシやデンタルフロスなどを使用してプラークコントロールをすることが歯周病治療の基本となり、将来的に歯を長持ちさせる上で最も重要です。
スケーリング&
ルートプレーニング
歯垢は時間が経つと石灰化し、歯石となります。歯石は歯ブラシでは除去できないため、専用の器具を使って取り除く「スケーリング」を行います。歯周ポケットの奥や、歯の根にまで歯石が付着している場合は、歯ぐきの奥まで器具を入れて汚れを取り除く「ルートプレーニング」を行います。
詰め物・被せ物のチェック
詰め物や被せ物に段差がある場合、歯垢や歯石が付きやすくなります。この段差をなだらかにするために、詰め物や被せ物の形を修正したり、新しく作り直したりします。
咬み合わせのチェック
歯周病治療の基本はプラークコントロールですが、咬み合わせが悪く一部の歯に大きな負担がかかると歯周病が悪化することがあります。この場合、咬み合わせを調整することで力を分散させます。また、歯ぎしり・噛み締めがある場合にはマウスピースの装着をおすすめする場合があります。
生活習慣の改善
歯周病は、免疫力が下がると悪化しやすくなるため、生活習慣を整えることが大切です。ストレスの軽減、十分な睡眠、栄養バランスの良い食事、適度な運動は、体の抵抗力を整えるのに役立ちます。禁煙や血糖コントロールも予防や治療効果の向上につながります。
歯周外科治療
スケーリング・ルートプレーニングでは取りきれない歯ぐきの奥深くの歯石は、外科的処置で歯ぐきを開き、除去することがあります。必要に応じて失われた歯周組織の回復をめざす歯周再生療法を検討する場合もあります。
歯周病が進行すると、歯周病菌が歯肉の血管から全身に入り、様々な全身疾患へと繋がります。歯周病菌は、血糖値を下げるインスリンの働きを悪くさせたり(糖尿病)、早産・低体重児出産・肥満・血管の動脈硬化(心筋梗塞・脳梗塞)にも関係します。
誤嚥により歯周病菌が気管支から肺にたどりつき、誤嚥性肺炎を引き起こすケースもあります。
糖尿病
狭心症・心筋梗塞
脳梗塞
早産
低体重児出産
骨粗鬆症
誤嚥性肺炎
アルツハイマー型認知症
歯周病を引き起こす重要な細菌
私たちのお口の中には、500〜700種類の細菌が住んでいます。歯周病は、その中の「歯周病菌」によって引き起こされる病気です。その中でも特に注意が必要な三大歯周病菌「タンネレラ・フォーサイセンシス(T.f菌)」「トレポネーマ・デンティコーラ(T.d菌)」「プロフィロモナス・ジンジバーリス(P.g菌)」はレッドコンプレックスと呼ばれ、歯周病リスクを大きく高めることで知られています。
アルツハイマー認知症とは、脳に「しみ」が出来る病気です。この「しみ」がなぜ出来てしまうのか長い間謎でした。
2019年1月の論文では、P.g菌とそこから分泌されるタンパク質分泌酵素「ジンジパイン」が認知症の主要原因という論文が発表されました。この歯周病菌は、血液中の鉄を餌にして、増殖し、血液に乗って全身に広がります。「ジンジパイン」は、あらゆるタンパク質を細かく切断し、身体を崩壊し尽くすことがわかりました。
2021年11月の論文では、アメリカ歯周病会議でついにアルツハイマー認知症の患者を対象とした「ジンジパイン」阻害薬の臨床実験の結果が発表されました。アルツハイマー認知症患者640人以上にP.g菌や分泌酵素ジンジパインを阻害したら、認知機能低下を遅らせることが出来たという内容です。
認知症だけでなく心臓病や糖尿病などにも影響することも報告されています。つまり全身疾患の予防のためには、お口の中にいる歯周病菌の種類を知り、適切な治療を行い歯周病菌が住み着けないような口腔環境を作ることが大切です。
1つでも当てはまる方は、まずは検査を受けることをおすすめいたします
Step 01
検査・診断
歯周病治療を行うには、現在の状況を正確に把握して診査・診断を行う必要があります。江戸川区一之江の歯医者 ステラデンタルクリニックでは主に次のような検査を行います。
・歯周病ポケット検査
プローブと呼ばれる器具を用いて、歯茎の溝の深さを確認します。
・レントゲン検査
歯の周りの骨の状態を確認します。
・歯周病菌検査(希望者のみ)
歯周病原因菌の中で最も歯周病に影響力を持つとされるP.g.菌をPCR方式で検出して、口腔内細菌の数値化ができます。
Step 02
歯周治療
検査・診断で歯周病であることが判明したら、治療に移行します。
歯周病の治療には大きく分けて歯周基本治療と歯周外科治療の2つがあります。
歯周基本治療は歯周病の原因であるプラーク・歯石を除去して、炎症を抑えることが目的です。
歯周外科治療は、基本治療だけでは症状が十分に改善せず、深い歯周ポケットが残っていたり、複雑な歯槽骨の欠損が認められる場合に行います。
Step 03
再評価
歯周ポケット検査やレントゲン検査などを行い、歯周病の状態を確認します。良好な状態であれば歯周病治療を終了し、メンテナンスに移行します。
Step 04
メンテナンス
江戸川区一之江の歯医者 ステラデンタルクリニックでは、治療後の良好なお口の状態を維持していただくための、メンテナンスに力を入れています。ご自宅での正しい歯磨きを続けること、定期的な歯科医院でのプロフェッショナルケアで、ご自宅のケアだけでは落としきれない歯と歯肉の汚れを除去することで、歯周病の再発を防ぎます。終了し、メンテナンスに移行します。